30代から急激に減少するコエンザイムQ10数値。 補充が必要な理由は?

コエンザイムQ10(Coenzyme Q10、CoQ10)は、人体のすべての細胞に存在する、体内で自然に生成される化学物質です。コエンザイムQ10はエネルギー生産を促進し、活性酸素と呼ばれる有害な粒子を中和させるなど、いくつかの重要な役割を果たしています。そのためコエンザイムQ10が不足する場合、健康に悪い影響をもたらす可能性があります。今日はコエンザイムQ10の効能等を調べてみましょう。


コエンザイムQ10とは?


コエンザイムQ10はミトコンドリアが機能している栄養素です。ミトコンドリアは細胞内のエネルギーをATPの形、すなわち細胞がちゃんと機能できる形に変換させる役割を果たしています。コエンザイムQ10がないと、ミトコンドリアが機能することが難しくなるので、私たちには重要な栄養素と言えます。

コエンザイムQ10は私たちの体で自然生成されますが、30歳当たりから生成量が減少していき、40歳から急激に減少します。一日の摂取目安量は30mgとされていますが、食事から摂取できるコエンザイムQ10の量は限りがあるので、年齢に応じて、サプリメント等による補助摂取が重要です。

 


コエンザイムQ10の数値を下げる主な要因は?

 

主な要因は加齢による生成量減少です。また、コエンザイムQ10はコレステロールと同時に生成されるので、コレステロールを下げる薬を服用する高脂血症患者はコエンザイムQ10が不足している可能性が高いです。また病気、ストレスや環境汚染につれて、体内組織のコエンザイムQ10保有レベルが減少したりします。エネルギーを生成するミトコンドリアに異常が生じた場合もコエンザイムQ10の数値が下がりやすくなります。また、遺伝的な要因により、そもそものコエンザイムQ10生産量が少なかったりするケースもあります。


コエンザイムQ10の効能は?


1.心臓血管の健康維持


心臓は体の中でコエンザイムQ10が最も多く存在する器官です。心臓は新生児の場合、1分で120〜140回、一般成人の場合、1分で60〜100回の速度で、死亡するまで動作し続けるので、コエンザイムQ10が特に必要な部位です。実際、心臓病を患っているほとんどの人は、低いコエンザイムQ10の数値が見られます。また、血管の弾力性維持にも有効なので、血圧低下の効果もあります。


2.コレステロール薬(スタチン)の使用による筋肉痛の減少


スタチンは脂質異常症と高脂血症に使用される薬剤としては、心血管系異常の症状と死亡率を下げます。スタチンは、コレステロール値を低下させるコエンザイムQ10の数値も一緒に下げる傾向があります。コエンザイムQ10の減少は、筋肉痛の原因となるミトコンドリア機能障害の要因となります。そのため、コレステロールの薬を服用している人は特にコエンザイムQ10サプリメントが必要で、またその際のコエンザイムQ10はスタチンの使用に起因する筋肉痛緩和に役立ちます。

3.片頭痛の治療


異常なミトコンドリアの機能は、細胞によるカルシウムの摂取の増加、活性酸素の過剰生産、抗酸化剤保護の減少につながる可能性があります。これは、脳細胞に必要なエネルギーの減少をもたらし、片頭痛を誘発することがあります。コエンザイムQ10は主にミトコンドリアに主に存在するので、ミトコンドリア機能を改善し、片頭痛発生の可能性がある炎症を減少させると知られています。コエンザイムQ10は片頭痛の治療だけでなく、予防することもできると知られています。

 

4.抗酸化作用に起因する老化防止

 

コエンザイムQ10は細胞が酸化されることを防ぐ強力な抗酸化作用をします。これらの抗酸化作用は、老化を防ぎ、動脈硬化などの心血管疾患、生活習慣病を予防にも有用です。また酸化の原因となる脂肪過酸化物に対抗し、酸化型ビタミンEを還元型に安定させ、ビタミンEの抗酸化作用をサポートします。